[リストへもどる]
一括表示
タイトル価格競争の時代
記事No9091
投稿日: 2003/08/22(Fri) 23:50
投稿者nc
参照先http://www.nc-system.co.jp
今日、大変な出来事がありました。
環境規制対策製品の付属シール印刷製品を、何種類かセットにして、納入していたのですが、先日、単価交渉があり、4割減の要求がありました。
表示デザイン、内容考案、など製品製作から携わり、これから本格納入の段階で、合い見積を取られて、半値で、まとめる企業が参入。
納入初めて、5ヶ月で、納入業者変更になってしまいました。
本日、正式な通達をもらってしまった。(来月からどうしましょう?本気で悩む程の、売上でした)

量産印刷物の恐ろしさを痛感いたしました。
もともと、試作シールを本業としていましたが、デザイン、表示形式が、決定してしまうと、量産印刷広告物は、破格値の世界に突入を始めます。
1000円の物が、1円に成る感覚です。
サインサービスの宮路さんの言われる「皆さん、驚きますよ」の意味が少しだけ、理解出来た気がいたしました。
特にインターネット環境が良くなり、日本全国の業者にメール一本で、発注できる時代です。見積先も簡単に見つける事も可能な時代です。
本気になれば、日本全国100社に見積が、だせます。
怖い時代です。特に宅急便も良くなってるしね。
大都市圏なら、今日午前中に発送して、夕方には着きます。
既に地元業者の枠を超えても、問題の無い時代です。

看ナビの西坂氏の最近の日記は、チョット気になります。
時代の流れに対応し、逆手にとって対応して行く事が、今後の継続、発展に繋がることなのかも知れません?かな?
井の中の蛙で居ると、淘汰されるって事かな??
チョット痛感した一日でした。

タイトルRe: 価格競争の時代
記事No9094
投稿日: 2003/08/23(Sat) 06:59
投稿者デキシー
> 本気になれば、日本全国100社に見積が、だせます。
> 怖い時代です。特に宅急便も良くなってるしね。
> 大都市圏なら、今日午前中に発送して、夕方には着きます。
> 既に地元業者の枠を超えても、問題の無い時代です。

本気になれば、個人でも世界を相手に商売できる時代です。

良い時代ですよ、と強がってみる(^^;

タイトルRe: 価格競争の時代
記事No9096
投稿日: 2003/08/23(Sat) 11:46
投稿者kaz☆ochistudio
参照先http://www.ad1.co.jp
こんにちは
越智@オチスタジオです。

> 表示デザイン、内容考案、など製品製作から携わり、これから本格納入の段階で、合い見積を取られて、半値で、まとめる企業が参入。
> 納入初めて、5ヶ月で、納入業者変更になってしまいました。
> 量産印刷物の恐ろしさを痛感いたしました。

他の業界では当たり前のこととして捕らえています。別に特別の事ではありません。
恐ろしさと言うよりも、製品開発初期段階から関わるなら、製作段階ではこのような関わりになりますと言う契約をしなかっただけでは無いでしょうか?

私自身も偉そうな事はいえませんが、看板屋さんのナアナア体質は嫌われております。それを逆手にとって利用しようとする輩がいるのも事実です。

看板屋は他の業界で当り前の事を知らな過ぎると名指しされた事もあります。

ご一考願えればと思います。

タイトルRe^2: 価格競争の時代
記事No9100
投稿日: 2003/08/23(Sat) 13:09
投稿者nc
参照先http://www.nc-system.co.jp
越智さんありがとうございます。

> 他の業界では当たり前のこととして捕らえています。別に特別の事ではありません。
> 恐ろしさと言うよりも、製品開発初期段階から関わるなら、製作段階ではこのような関わりになりますと言う契約をしなかっただけでは無いでしょうか?
>
> 私自身も偉そうな事はいえませんが、看板屋さんのナアナア体質は嫌われております。それを逆手にとって利用しようとする輩がいるのも事実です。
>
確かに、越智さんの言われる通りかも知れませんね。
初期開発段階にて、試作製作の依頼を受注し、その流れで量産の製作を請け負いました。「依頼があるから受注した」特別な契約は、していませんでした。
確かに、ナア・ナア感覚もあり、クライアント側の要求に単純な形で、こたえていただけかも知れません?
私の持っている感覚が、甘かったのでしょう。
試作の段階で、数万程度の話が、何百万円に発展し、ある程度、単価は考慮して納入していたつもりでしたが、「つもり」だけで、クライアント側の動きや、要求に対して、鈍感でした。
私の思っている「ある程度」の認識が、甘かった結果になりました。
試作を完了し、量産に入った時、世の中の動向(価格)を、もっと把握するべきでした。
材料の仕入れ、印刷、梱包費用、納品費用、全てにシビアな数字を計算しないと、落とされる結果になるってことですね。

だだ恐ろしいと思っている事は、100円が70円に成り、70円が、30円に成っても、新規参入業者がウヨウヨ出てくるって、事です。
本当に、原価割れするまで、業者は参入してきます。
また、クライアント側も、探してきます。
どこで、見切りをつけるのかが、難しいですね。

タイトルRe^3: 価格競争の時代
記事No9101
投稿日: 2003/08/23(Sat) 13:42
投稿者kaz☆ochistudio
参照先http://www.ad1.co.jp
> だだ恐ろしいと思っている事は、100円が70円に成り、70円が、30円に成っても、新規参入業者がウヨウヨ出てくるって、事です。
> 本当に、原価割れするまで、業者は参入してきます。

原価割れしても出てきます(^^;

私も、受注してから失敗したときずく事もあります。
また、他の仕事のおまけ扱いで看板の仕事を取っていく業者もあります。
そりゃそうですよね。数十億円の受注のうち数百万円の看板の仕事ならサービス料金で受注できますモンね。
あとは、下請けにいくらでやってもらうかを考えるだけですもん。

ncさんの例で行くと、ある事務機器屋さんの場合。
「100円のものを30円でシール印刷やりますんで、コピー用紙納入の仕事をうちに下さい」

見たいな業者はウヨウヨいます。お客さんにしてみればコピー用紙なんてどこで入れても同じ値段ならば美味しい条件になりますし、業者にしてもフロント商品は原価でも安い仕事をする代わりに本業が安定した方がよければ良い条件と言える。コピー用紙ならリピート性があるので、その後に事務機器のセールスをジワジワと行なう戦略なのだ。本当に売りたいのはコピー機だったりする。

タイトルRe^4: 価格競争の時代
記事No9106
投稿日: 2003/08/23(Sat) 16:11
投稿者さん9
> また、他の仕事のおまけ扱いで看板の仕事を取っていく業者もあります。
数十億円の受注のうち数百万円の看板の仕事ならサービス料金で受注できますモンね。
> あとは、下請けにいくらでやってもらうかを考えるだけですもん。

ある建設屋さんは、どの業者がどんな仕事を請け負ってもOKです。
同じ仕様で安ければ内装屋さんが基礎工事を請けてもいいそうです。
「そこまでやるか」と思いますが・・それだけ「厳しい」という事ですね。

各社責任を持って出来る限界(コスト)で勝負が当然ですが、最近は
「限界」を超えてしまい、利益をだしつつ責任を持てる「いい仕事」以前に
なにしろ「仕事」を取る事が「先」という会社が多いようです、泣かされる
のは下請けですが「泣かずにやる」ところがあるんですね〜

ncさんの件で勉強になりました。
相当数まとまる時とかは、試作はともかく、本生産時にはキチンとした、
「契約書」を交わさないとエライことになりますね。

基礎工事までやたのに他の建設屋さんに持っていかれた話を聞きました。
もちろん「基礎工事はサービス」という事だったらしいです。
取る方も取る方だが、やる方(施主)もやる方ですね、異常です・異常。
  異常じゃないんかな・・暑さで頭も「クラクラです。
ひとつ、ひとつが勉強なんですね(いつになっても、いくつになっても)

タイトルRe^4: 価格競争の時代
記事No9107
投稿日: 2003/08/23(Sat) 16:15
投稿者SignService 宮地
こんにちわ。宮地です。
いよいよセミナー一週間前になりました。数度の訂正の後、準備は完了しました。
内容は当日お話するとして、「価格破壊」「原価割れ」との問題と直面してる内容です。
お盆明けに、関西の出力屋さんが一社倒産したと聞きました。
市場動向や、価格の下落の情報が入る度に、淘汰されると頭では理解していましたが、ついにもうそこまで来たかと感じました。
戦争に行った事は無いのですが、市場と言う戦場の最前線に歩兵として送られ、横で戦ってた兵士が撃たれたような気がします。手柄を上げる為に少し前で戦ってたのかもしれません、敵に背後を見せたのかもしれません。いずれにせよ、その戦場で撃たれた事は事実です。
情報が入り、どういう戦場で、今後どのような戦況になり、補給路を確保できなくなる事を知りながら、前進しなければなりません。
撤退命令が出るのを信じて雑草を食べてでも生き延びるか・・・和平調停はまだか・・と思いながら。
それでも今は戦わなくてはいけない・・・明日食べる為に。

なんか意味不明になってしまいましたが、後どれくらい生きれるかって言う不安はみなさん少なからずあるはずです。
経営計画=未来予想図を真剣に考えれば考える程、転換時期のウエイトが重くのしかかってきます。良くない未来が見えるだけに、いい要素を探す難しさが不安になるんでしょうね。
今出きる事にベストを尽くすのが一番でしょう。でも未来を見据て、計画を立てる事も同じくらい重要ですね。

タイトルRe^5: 価格競争の時代
記事No9108
投稿日: 2003/08/23(Sat) 17:17
投稿者あいお
参照先http://www.mashikokanban.com
> いよいよセミナー一週間前になりました。数度の訂正の後、準備は完了しました。

ゲ! 私は一行も出来ていない。きっと、当日の電車の中で
仕上がるかとおもうのだが、駄目だったら
宮地さんの書いた原稿、貸してください。
二日連ちゃんで、セミナーを聞く暇な人は少ないから。(笑)

出力屋さんの戦場と看板屋さんの戦場は、
どうクロスしているのだろう。

大きい看板屋さんが潰れたとよく聞くが、うちみたいな
小規模の看板屋さんが潰れた、夜逃げした、自己破産したという
話しは聞こえてこないよなぁ。

タイトルRe^6: 価格競争の時代
記事No9116
投稿日: 2003/08/25(Mon) 13:02
投稿者SignService 宮地
> ゲ! 私は一行も出来ていない。きっと、当日の電車の中で
> 仕上がるかとおもうのだが、駄目だったら
> 宮地さんの書いた原稿、貸してください。
> 二日連ちゃんで、セミナーを聞く暇な人は少ないから。(笑)
あはは、あいおさんの話の方がきっと為になりますよ。

> 出力屋さんの戦場と看板屋さんの戦場は、
> どうクロスしているのだろう。

そうですね・・出力屋は海外でも物によったら同じ物が出来るので物を流通させる点で早く淘汰されるでしょうね。
施工をされている所は人件費の部分が多い為に、外国から安価な労働者が流入し、技術を身に付けた時には淘汰が始まるでしょう。

中国の元が切り下がらないと国内の空洞化は避けられないでしょうね。出力物は高い関税処置が取られて国が国内市場の崩壊を防いでくれるなら別ですが、とても政界に金が入ってるとは思えませんし、ダンピング訴訟を起こす人もいないでしょう。結局見捨てられる可能性は高いですので、全てとは言いませんが、国内価格は崩壊して、国際流通価格になる可能性が高いです。
人件費は国内調達しか今の所方法が無いので、最低人件費と言う点で保護されていますので、なんとか生き残れるでしょう。
暗い話になってしまいました・・・・

タイトルRe^5: 価格競争の時代
記事No9109
投稿日: 2003/08/23(Sat) 17:31
投稿者nc
参照先http://www.nc-system.co.jp
> いよいよセミナー一週間前になりました。数度の訂正の後、準備は完了しました。
> 内容は当日お話するとして、「価格破壊」「原価割れ」との問題と直面してる内容です。

今回のセミナーには、両日とも参加いたします。
大変楽しみにしております。
沢山、勉強させてください。
あいお先生、宮地先生、宜しくお願い致します。