ほんの７〜８年前は、まだ筆を持っていました。
現場出張して配管施設などへ文字書きをすることもしばしばでしたが
今はもう、貼物ばかりで直接配管へ書くなどの作業は皆無です。
冬、暖房の無い現場で、かじかんで指に感覚のないまま筆を持つのも
なかなか大変な作業なんですよね。（いまや筆タコもない）

それが昨日電話で７年ぶりに保温業者様から出張手書きのご注文を
頂きました。施主様が「カッティング文字はＮＧ」の方向を示され
すべてＯＰにて手書き施工せよとのお話しでした。
果たしてフリーハンドで何十箇所もの文字が書けるかどうか一瞬不安に
なりましたよ。（不安になったこと自体が自分には驚きでしたが）

対応できる筆があるかどうかも心配で筆を洗い直す、穂先を整える。
新たに二本を買い求めるなどして、まさに泥縄であります。
自然な流れに任せていたら看板屋さんに筆が無い、書けなくなった。
・・何か怖い気がしています。
文字書きが好きで始めた看板屋なのに、筆はもう飾り物で使うことが
無いという皆さんも多いのではないのでしょうか？

「手書き」のニーズがちゃんと残っているという事が私にとって
”ビミョー”にうれしいことでした。

来月、現場で書けなかたら電話しますね。（あいおさんあたりに）

> 来月、現場で書けなかたら電話しますね。（あいおさんあたりに）

秋田に出張ですか。いいですね。
うちの使っている筆屋さんを紹介しましす。
鳳竹堂さんです。この筆さえ使えば、なんでも書けますよ。
http://homepage1.nifty.com/SHOKUNINMURA/sakuma.htm

半年に一度は、販売にきていたのだが、この一年は来ていないなぁ。
来て貰っても、いくらも買えない。イタチ筆などもう買えないしネ。

でも、丸ゴ用の筆も無くなってきたので、注文しないと。

> ほんの７〜８年前は、まだ筆を持っていました。

私の知り合いにも、（レタリングの名人）何人もいます。
東京でも、文字書きの仕事すくないですね。シャッターは、書きが、
多いみたいです。
あとは、現場で、シート貼る仕事とか、インクジェット貼ったりの
仕事が、ほとんどみたいです。私も、若い時、レタリング、にすごく、
あこがれて、・・・かっこ良かったもんね。でも、なれなかったです。
あのころって、仕事、めちゃくちゃ、多かったなー・・・・

> > ほんの７〜８年前は、まだ筆を持っていました。
１０年ほど前までは筆屋さんが毎月、太鼓のように膨らんだ古びた黒いカバンを持って訪ねてきた。お茶を飲みながら、釣りの話をしながら商いをしていった。彼もあの世へ旅だった。よき時代だった。当時、どこの塗料やにもいろいろと筆が置いて合った。最近は売っているところがなかなか見あたらない。
困っていたところ、ＪＲ蒲田駅前のユザワヤに全て売っていた。あまり買うこともないが。頭に入れておきます。よき時代は、永遠に戻らない。