みなさん、いつもお世話になります。
うちでは、コールドラミネート機を使用していますが
割とよくある注文が「紙にラミネート貼り」です。
紙といってもインクジェット専用のメディアではなく
持ちこみで普通の画用紙や、Ａ１やＢ２くらいのポスターとかです。
サイズが大きいため、いわゆるパウチ加工ができないからでしょうが
何回か貼ってみましたが、しわが寄りやすくて難しいんです。
でも絶対に失敗できない。
できないなら断ればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが
どこで聞いてきたのかちょくちょく注文がくるので、
なんとかうまく貼れる方法がないものかと・・・
紙に限らず、「ラミネート貼りのみの受注はキケンなのでしない」
というお話をたまに聞きますが、やはりそうでしょうか？

薄い物にラミネートを貼るときは、下敷きをつかいます。
塩ビでも、アクリルでも、ウッドラックパネルでも、平滑な下敷きに
スプレー糊なんかで仮止めしてやると、失敗無く貼れます。

しかし、こんな小細工しなくても、もっと良い方法が有るでしょう。
僕も教えて欲しいです。

最近はインクジエットメディアにもありますが、糊がツブ状の製品が
あります。
普通はサイズの大きいものを貼る場合は空気が残るので、水貼りをしますが、糊がツブ状の製品（マトリクス）はそのまま手で貼っても空気が残りません。ツブの間から空気が抜け、数日で糊もツブからベタになります。この材料のラミネート材料もあったと思います。製造メーカーは日栄加工（http://www.netak.co.jp/）ですが、発売元は思い出せません。
マトリクスで検索してみて下さい。

私達はハーフミラーに透明両面テープを全面に空気無しで貼る商品を製作する必要上、片面がマトリクスの両面テープを別注しています。
ミラー面にマトリクスですが、失敗する事はほとんどありません。

私の所ではラミネートだけという依頼はあまりないので、今まで技術的には突き詰めてなかったですね。
勉強になりました。

ただ、やはりリスキーなので受注前に「失敗する可能性がゼロではない」旨をコメントします。

私の知っている業者には、お客様にご自分でラミネート機を操作させているところも有ります。
その場合はラミネート資材費のみを請求するみたいです。