看板ナビのスタッフのみなさん、また、いつも貴重な情報を提供されている皆さん、大変勉強になりありがとうございます。 いつももらってばかりなので、今日は当店で使用しているロールフィルムの残量(残りの長さ)の計算方法を紹介したいと思います。
1.まず未使用のロールフィルムの断面積〔D0〕を計算します。 (横から見た、巻いてある筒の部分を除いた、ドーナツ状のフィルム部分の面積です。) 2.未使用ですから全体の長さ〔L0〕は判っています。 3.さて、巻いてある状態のときの、フィルム1枚が占める厚さを〔H〕と仮定します。 4.この未使用のフィルムを完全に水平に伸ばしたとすると、その断面積と、巻いてあった時の断面積は同じですから、 〔D0〕=〔L0〕×〔H〕…(断面積=長さ×厚さ) ゆえに、〔H〕=〔D0〕÷〔L0〕…(厚さ=断面積÷長さ) と巻いた状態のときの、1枚が占める厚さ〔H〕が出てきます。
5.フィルムを使用したとします。当然ドーナツ部分の断面積も少なくなります。 6.このときのドーナツ部分の断面積を計測して〔D1〕を算出します。 7.求める長さを〔L1〕とすると、このロールを伸ばしたときの断面積と、ドーナツ部分の断面積は同じですから、最初に求めた厚さ〔H〕を使って、 〔D1〕=〔L1〕×〔H〕(断面積=長さ×厚さ) ゆえに、〔L1〕=〔D1〕÷〔H〕 (長さ=断面積÷厚さ〕 となり、長さが計算できます。
長さの単位は全て同じにして計算して下さい。 ロール紙の計算も理屈は同じですので、使えると思います。 巻いてある筒にも若干のバラツキがありますので、当店ではフィルム層の厚さをノギスで計り、計算式を入れたエクセルで計算させています。 少なくとも、在庫管理くらいには使えると思いますがどうでしょうか。 以上です。
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