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タイトル電飾の施工(ALC)
記事No9643
投稿日: 2003/11/01(Sat) 12:43
投稿者カッパドキア
先だっては、JKさん、じろ3@もりかんさん、あいおさん、justyさん 、アドバイス下さってありがとうございました。
 ところで、昨日足場を組んで施工したのですが、壁がALCだったんですね。工場だったんで室内の内装は無かったんで、寸きりボルトを外から通して室内側は鉄板をかまして施工したのですが、まあ時間のかかる事。ふう〜っでした。12尺の電飾やから面積や重量もあるし、施主は工務店さんやったんで、そういう施工でないと納得してもらわれへんかったんですが、今回は室内側を造作出来たから良かったものの、皆さんは壁がALCの時はどういう施工されてるんですか?私も少なからずこの業界長いんですがALCへのデカイものの施工は初体験だったんで、今後の事もあり、もっと早く確実に出来る方法を実際にされて
いる例をお聞きしたいと思いまして。
 ちなみにALC用のアンカーでは、壁ごと(100厚)モゲるから止めて
くれと施主さんには注意されました。本職なだけに何も言えませんでした。苦笑。
 ご意見宜しくお願いします。

タイトルRe: 電飾の施工(ALC)
記事No9644
投稿日: 2003/11/01(Sat) 14:39
投稿者さん9
、皆さんは壁がALCの時はどういう施工されてるんですか?
>  ちなみにALC用のアンカーでは、壁ごと(100厚)モゲるから止めて
> くれと施主さんには注意されました。

看板がグラグラしてればモゲるかもしれませんが、しっかり振れ止めが
してあれば荷重は下にかかるわけですからアンカーでOKと思いますが、
アンカーがダメなら壁面への面積が大きな特製金具で止めればアンカー
でもOKと思いますが12尺は経験がありません、手間がかかっても貫通
ボルトで止めれば後で心配しなくていいし、これが1番でしょうネ。

  ほかに何かいい方法がある方「どうぞ良きアドバイスを」・・・

タイトルRe^2: 電飾の施工(ALC)
記事No9645
投稿日: 2003/11/01(Sat) 15:17
投稿者JKです!
以前、超大手のゼネコンの現場(パチンコ店)で誘導サイン(自立)を建てるとき、基礎に本体据付をALCでやろうとしたらケミカルにしなさい、といわれました。ALCは数年でダメになるからね、ということでした。ケミカルはそのときが初めてだったので、施工方法がよくわからず苦労しました。
その後どこかのHPで、「ケミカルも完全ではない、設計からの貫通にすべき」と見た。

(メ-_-メ)だったら後付けの取付はどうすんだー(メ-_-メ)

そのHPにも書いてありましたが、ALCもケミカルも完全な施工(本来の性能)はかなりむずかしいそうです。私みたいに知ったかブーには完全施工は不可能でしょう。
まぁ、さん9さんの言うように金具を大きくしたり、振れ止めを完全にしたり、貫通させることが一番かと思います。

その1 どこかのビルの袖看板の蛍光灯交換、触っただけで本体グラグラして「これが落ちたら何人死ぬべなー」って思ったことがあります。

その2 同業者に聞いた話、どこかのデパートビルの屋上サインの撤去工事、結構高所。下から見るとなんでもなさそうだけど、あがってみたら鉄骨も鉄板も腐っていつでも飛んでいきそうな状態だったとか。
自分もいくつか経験あり。
想像しただけでもオソロシイ。。。

とりあえず振れ止めだけはしっかりつけましょう。(見栄えが悪くなる、っていう施主、監督は無視する。。。)

タイトルRe^3: 電飾の施工(ALC)
記事No9647
投稿日: 2003/11/02(Sun) 21:02
投稿者あごかぜ
参照先http://machidabisoh.com
本体であれ、振れ止めであれ、ALC自体に強度があるとは思えないです。たぶん、みなさんの施工もALCを固定してある構造物へ、なんらかの形でつながっているのではないですか?
ALC外装の建物への施工は1年前のが我が社の直近の工事ですが、そのときは、室内の壁板をはがして、構造材の通っている場所に取り付けました。室内は倉庫スペースでしたし、石綿板のネジ止めだったので、施主の理解も得られたと思います。

タイトルRe^4: 電飾の施工(ALC)
記事No9676
投稿日: 2003/11/07(Fri) 14:42
投稿者じろ3@もりかん
参照先http://www.mori-kan.com/
4mモノのアンドンを取り付けたことあります。(ほとんど外注で)
そのときは、ALCをくりぬいて中にあるコラム(角パイプの太いもの)にボルトを溶接しました。
施主が設備屋で指導が入りました。
ALCの裏側には入れるなら、やはり寸切りボルトで貫通させる方法ですね。

なんせ、ALCにもたせるのは厳しいと思います

タイトルRe: 電飾の施工(ALC)
記事No9679
投稿日: 2003/11/07(Fri) 23:14
投稿者TN
ALCに固定するか、鉄骨(胴縁)に固定するかの選択になりますが、裏面
に入らずに施工する事を条件にした場合には、私の知る限り2つしか方法はありません。ひとつはALC取付の場合で、ヒルティのHIT-HY20という接着系アンカーです。ALCに貫通穴をあけシーブというステンレス製のあみ
かご状のパーツを挿入します。ALCが100ミリであれば110ミリ程度の長さのものを使い、そのかごの中に2液型のHIT-HY20を注入します。そのあと
全ねじのアンカーボルトを差し込むと、粘度の高い薬液が先端で押されてしみ出ていきます。非常に粘度が高いので、あみの先端部でだんご状になり夏ですと10分位で硬化してしまいます。(冬場は30分〜60分)。
その固まりがナットの役目をして、正確ではありませんが引き抜き強度
としてはALCの剪断強度に近いものだったように思います。あとは本数で
必要な強度を出せば良いのですが、当然の事ながら、ALC自体を固定しているボルト部分のALC強度以上の計算はできませんし、ALCパネルのどの
位置につけるかによってALCのたわみも考える必要が出ます。当社でも
以前に、やむを得ない状況の現場があり200K程度のFFサインを施工しましたが5年ほど経過し、現在でも問題はでていません。
もうひとつは、胴縁に取付するケースです。ITハンガーという便利なアンカーがあります。ボルトの先端部がスリットになってボルトと同幅の
プレートがピンで止めてあります。ピンの固定位置がセンターからずれているので、貫通穴を通り過ぎて、内部の空間に出ると、自動的にプレートがたてにカランと回り横から見ると、Tの字型になる訳です。ピンが切れる時点がこのアンカーの強度になりますが、かなりいけます。
C型綱の側面(50ミリ程度)のセンターを割り出すのが手間ですが、建築図をうのみにせず、最初の一列は、客先の了解をもらって、小さなキリで確認穴をあけたほうが良いです。3〜5点あけてみれば正確に胴縁の
位置が特定出来ます。テスト穴はコーキングで防水しましょう。次の列は図面から判断できますし、図面がなければ600ミリの位置で試す事になります。この方法でかなり大型の工事をしましたが安心感が違います。
ALCに大きな開口部を作って溶接する方法も理解は出来ますが、火災等の
リスクを考えると、ベターではありません。

タイトルRe^2: 電飾の施工(ALC)
記事No9688
投稿日: 2003/11/08(Sat) 22:06
投稿者konkon
TNさん、かなり参考になります。そのITハンガーというものですが、
当方も大分以前にテント屋さんから教えてもらったことがあり、ものをもらったことがありますが、サイズはいろいろあるんでしょうか?以前のものは、大型の物を取り付けるのにはちょっと先のピンが細く感じたんですが・・・やはりALCへの取り付けには慎重になります。
そんなに大型の看板で無ければ、ちょっと名称忘れましたが下穴なしでいきなりスロープをハンマーでALCに打ち込みその後それようのボルトを締め付けるタイプの物がありますね。これ打ち込みに結構力が要りますから、強度もそこそこ出ます。