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全国の看板屋さんに毎週交代でコラムを書いてもらいます。

第30回 〜「情報がお金になる実感と後ろめたさ」
茨城県 増子看板店 増子栄寿さん


これで何回目のコラムだろう。
ドラム缶のような看板屋が書くコラムなんですが。(寒)
日曜日の午前中に、書いています。脇の部屋で
ラミレスが1200×1800の完成予想図を出力しています。
南の窓から和らげな日差しが入り、のんびり気分で、書いています。

今回は、「情報がお金になる実感と後ろめたさ」という題名で
書かせて貰います。

IT・WEBからの受注でのお金になるのは、当然ですが、
顧客開拓という点では、お金の余りかからないHPは、すばらしい媒体と思います。
でも、HPを見たからすぐに発注しようとは、誰も思わないですよね。
自分も同じです。まして、オーダー物の看板となると、一層難しいかと
思います。銘板・ステッカーならまだしも。

この頃のWebの情報がお金になる実感を何例かあげてみますね。
特別な事では決してありません。

ひとつ
看板屋さんの横の繋がりでの材料の情報。
今まで定価に近い価格で購入していた材料が、他県の看板屋さんからの
情報で、同じ材料が運賃を入れても70%で購入出来るようになったとすれば、
これは、すごいことだと思います。
ただ、そこまでの情報が流れてくるには、それなりのつき合いが
必要かとおもいますが。
これと同じで、データーのやり取りもそれですね。
いちいちスキャンして、トレースしていたロゴ作成費が
以前に作った看板屋さんからメールのやり取りで頂けることもあります。
本当は、寸志なりを送らないといけないでしょうが。

ひとつ
外注として看板屋さんを使う。
自分の単価出しで、自分で作ると仮に10000円するものを外注の看板屋さんなら、
送料込みでも5000円で出来るなら、すごい利益になると思います。
得意とする仕事ならいいが、ちょっと苦手で時間ばかりかかる仕事だと
思っているとしたら、尚更、その利益は大きくなったということです。

ひとつ
直接、私のHPを見て貰ってか、
看板ナビさんの看板屋さん検索からの同県の看板屋さんを
探していて、私のHPを選んでもらい、仕事の問い合わせがありました。
そのお客様がつき合っていた看板屋さんが1000円単価出しの品物100枚
で1000000円かかっていて、この時勢にもれず、安くならないかと
そのお客様がその看板屋さんに交渉。断固1000円以下にはならないとなり、
Webを使い、他の看板屋さんを探していて、私のHPが選ばれての
問い合わせとなったと思っています。
私の所でも、その仕事自体は外注に出していた、しかも、1100円での仕入れ値だった。
私も、同じくWebを使い、探しに探し、800円でやってもらえる外注さんを見つけた。
今まで、出来ませんの一言で、断っていた仕事が、来るようになったのです。
すごいことだと思います。

ただ、そのお客様にそこの外注さんのアドレスを教えて上げさえすれば、
もっとそのお客様に喜ばれたかもしれない。
そこが私の後ろめたさです。

当たり前のことを長々と書いているんだと思っている方が多いでしょうが、
当たり前では、この先、もう食べていけない気がしているのです。
もう一度、当たり前だと思っていたことから疑問を投げかけてみてはいかがですか。
もう一度、看板屋として、どんな位置にある看板屋か。
どんなものを得意とし、苦手とし、この先、どんな看板屋に
なりたいかというのを自分に問い掛け続けなければならない世の中に
なっていると思っています。

また、これからなにかと看板ナビさんの会員さんの方々には、
安い値や納期のない仕事を出来ないかというメール・カキコ等が
あると思いますが、やさしくお答え下さい。
また、無謀な問い合わせで苦しんでいるんだなぁと思って下さい。
よろしくお願い致します。

変なコラムですみません。

変な日記も毎日、書いていますので、見に来て下さいね。
こんなに自社宣伝の文章でいいでしょうか。小原さん。

こんな文章を書くのに、日は傾き、お昼を過ぎてしまいました。
脇のラミレス君は、今は、鍼灸院の出力をしています。

「あいおwdf」
http://www08.u-page.so-net.ne.jp/fg7/a10-eiju/index2.html

「増子かんばん.com」
http://www.mashikokanban.com

あいお・増子栄寿 
eiju@mashikokanban.com