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第3回 AiC竹本先生のインクジェット教室
インクジェット出力を使って看板を作る時のベストマッチング

最適な出力方法とメディア選択は?

3  バナー(垂れ幕、横断幕)

屋外用途としては、一般的にターポリンメディアが多く使われていますが、布系メディアも近年は溶剤系インク用のものが開発されてきています。
溶剤インクとの相性の問題で中々布本来の風合いを生かせているメディアは少ないようですが、今後は溶剤系が主流になりつつある中で対応布メディアの種類も増えていくものと思います。

ターポリン、布メディア出力

1) 防炎認定

屋内で使用する場合、防炎認定商品であるかどうかが消防法上問題になる場合があります。
認定シールが必要な場合、そのメディアの購入先に防炎認定品かどうかの確認と認定品の場合は、認定シールの発行を依頼することが可能です。

2) 加工方法

【1】 上下棒(パイプ)入り加工
天井など上部よりぶら下げて使用する場合の加工方法です。
大きいサイズ等強度が必要な場合は、周囲に細いロープを縫込み破れないように補強します。

【2】 周囲ハトメ加工
取り付ける際に均等に周囲にテンションを掛け、幕をピーンと張りたい場合、周囲にロープを通す為のハトメ加工を行います。この場合は必ず周囲にロープの縫込み加工をし、幕体に強度を持たせるようにしましょう。

【3】 幅継ぎ加工
ターポリンの場合の幅継ぎ加工はウエルダー加工で行います。
ここでの注意点はインクの種類によっては(大半が該当する)、作画されたインクの上はウエルダー加工ができない(接着強度が出ない)と言う問題が有りますので、加工会社さんと事前打ち合わせの上、データの分割、塗り足しなどを行い出力する事が必要です。この時、継ぎ目の部分から白地が見えないよう充分な配慮が必要です。
布メディアの場合は縫製加工のみとなりますが、周囲にテンションがかかる場合は、補強平織りテープ等を縫込み、展張した時に破れや裂けたりしないよう充分な補強が必要です。


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