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第4回 AiC竹本先生のインクジェット教室
出力を外注する時の「安く、早く上げる」為のコツ

2.トラブルを無くして再出力を避ける

トラブルは付きものです。事前の打ち合わせは入念に行って予想されるトラブルを回避し、再施工等不要な経費を使わなくて済むようにしましょう。
下記に良くあるトラブルの原因を上げてみました。

1  色

イラストレーターの色情報で見える画面の色やプリントアウトされた物は全て同じではないので、出力屋さんには必ず色番号を指定もしくは色見本(カンプ等のもの)を添付しましょう。
特に指定色が有る場合は必ず色番号(DIC,TOYO,PANTON等)や現物色見本を添付し、色合わせをお願いしてください。

【1】 グラデーション出力

色合わせで問題となる色は、グレー、金赤、オレンジ、黄緑系等が多いのですが、グラデーションにこだわりが有る場合は快調表現に付いても事前打ち合わせをしてください。
特にグレーのグラデーションは、使われるプリンターやRIPの特性により問題が起こる事が多いですので要注意です。
イラストレーターソフトでグレースケールを用いて表現されると、プリンターはK色(黒)インク単色の吐出量だけで表現し、下地の白の中に何%の黒の点をプリントするかでグラデーションを表現する事になりますので、自ずと粗い感じとなってしまいます。
それを避けたい場合はCMYKでグレー色を作り、諧調を表現したデーターを作ることにより綺麗な画像が期待できますので、出力屋さんにテストプリントをお願いし、どの程度プリント結果が変わるのか一度試してみるのも良いかもしれません。

【2】 フィルターを使用したデーター

イラストレーター9以上に使われているフィルター機能を使って作られたデーターはそのままではプリントできません。
これは、プリンターが出力する際に使うソフトでRIPというのが有りますが、このソフトの大半が9以上のフィルター機能をサポートしていません。
これを知らないで出力しますとデーターが化けたり、飛んだりし後になって大きな問題となりますのでご注意下さい。(詳しくは出力の依頼先に確認下さい)
この対策法としては、そのデーターをラスタライズし画像データーにしてから出力すれば、その問題は解決します。

【3】 電飾出力

電飾用途に使う場合、点灯時と消灯時とでは色が変って見えます。
絶対に同じ色を求める事は不可能ですので、どちらの色を優先するのかを決めて、その旨を必ず出力屋さんに指示して色合わせをして下さい。出来れば事前にお客様に出力した物の承認を得ておけば完璧と言えます。
また、良く乳半の板には透明シートにプリントしたものを貼って仕上げるのが一般的ですが、透明シートではなく乳半シートにプリントした物を貼ると意外と点灯、非点灯の差が少なくなります。勿論、少し照度は落ちますが訴求したい物が昼夜通して良く見える有効な手段として、一度その効果を試す事は充分に価値が有ると思います。

2  キズ

ターポリンやFFシートに出力したものを加工仕上げしたい場合、良く問題となるのが加工キズです。
折角綺麗にプリントできたものでも、加工の段階で傷が入り商品が台無しになる事はしばしば問題となっています。
加工業者の多くはテント屋さんの場合が多く、広げて手繰り寄せながら縫製していきます。当然テントの場合は気を使うことなくどんどん縫っていけるのですが、プリントされたものに慣れていない事や作業効率が悪くなる為、作業者の方が嫌がる場合がありトラブルが絶えないようです。
実は、この事はプリンターが替わる事により解消されます。

【1】 リアルソルベントインク

現在、インクジェットインクの中では、リアルソルベントインクが最も耐候性、耐擦過性に優れたインクで、このインクでプリントされたものは一番キズが付き難いと言えます。しかしリアルインクと言っても全て同じで内容ではなく、耐候性、耐擦過性にはインクによって違いが有りますので注意が必要です。
このインクを採用し耐候性に優れている機種を順に挙げていくと
● 国産機
武藤工業 ラミレスシリーズ
● 海外製
アメリカ ビューテック
国産メーカーは武藤工業ラミレスシリーズのみが採用しており、このラミレスとビューテックの2社は同じヘッドで同じタイプのインクを使用しています。
また、屋外実暴露で5年以上の実績ができてることは、ユーザーにとっては見逃せない点となります。 この次ぎのクラスの機種として
HP(サイテックスビジョン)  XLjet
ガンジーイノベーション社  JET-I
ヌール社             Fresco
などがありますが、
今、このような加工キズや耐候性等の問題でお困りの方は、上記の機種を使って出力をしているサービス会社に頼まれるのも一計ではないかと思います。


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